大学院入試に合格するためのプロセス 前編

他大学の大学院に進学したい!

そう志す人は少なくないと思います。
しかし、高校入試や大学入試と違い、塾などもなく独学で挑まなければならない大学院入試。
そもそもどうすればいいのかわからないという方も多いのではないのでしょうか。

本記事はそんな人向けに大学院入試を合格するためのプロセスを自分の経験も踏まえて紹介していきたいと思います。

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大まかな流れ

大学院入試は大きく以下のようなプロセスで進めます。

  1. 志望研究室の絞り込み
    • まず、行きたい研究室を決めないと始まりません。どんな目的でどこの研究室に行きたいのかを考え、志望研究室を絞り込んで行きましょう。
  2. 研究室見学
    • 研究室見学には研究室の雰囲気を知ることができる他、過去問など入試を対策するために必要な資料を手に入れられる可能性があります。
  3. 出願
    • 出願は願書のほか、希望する研究テーマや学部時代の研究室の指導教員による推薦書が必要となる場合があります。早めに取り掛かるのが吉です。
  4. 入試対策
    • たかが大学院入試、されど大学院入試。しっかり対策していないと落ちます。がんばりましょう。
  5. 入試当日
    • 今後、実施されることはないかもしれないですが、自分が経験したオンライン入試について説明します。

きちんと対策すればよほど人気な研究室ではない限り合格できると思います。
頑張って、志望研究室の合格を勝ち取りましょう!

ここからはそれぞれのプロセスについて説明して行きます。

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志望研究室の絞り込み

他大学の大学院に進学する目的は人それぞれでしょう。
やりたい研究ができる研究室に行くための人もいれば、就活で有利に進めるための人もいると思います。

しかし、どんな目的でも志望研究室をきちんと決めることは大切です。
もし、目的から外れた研究室に進学してしまうと、せっかくの大切な時間が無駄になってしまいます。

しかし、どう決定すれば良いのでしょうか。

私は志望研究室を決定するために以下の二つのことをしました。

1. 研究室のホームページを見る

 ホームページからは研究室で実施している研究の概要や研究室の
 メンバー、研究室のブログなどを見ることができます。

 実際私自身も研究の概要からやりたい研究ができるのかどうか、
 ブログなどから研究室の雰囲気はどうかを見て志望研究室の決定の
 一助としてました。

 就活で有利に進めることが目的の人も卒業生の進路などを
 掲載している研究室もあるので参考になると
思います。

2. 学会に参加する

 いきなり学会に飛び込むのはハードルが高いよ!
 と思う人も多いかもしれません。。。

 しかし、学会というのは多くの研究者が自らの研究を紹介するために
 一同に会する場
 すなわち、多くの研究者と出会うチャンスです。

 自分自身も現在の指導教官と初めて話したのは学会でした。

 外部の大学院入試を考えている人は是非、勇気を出して
 参加して見てください!
 個人的には小規模な学会に参加することをお勧めします。

他大学の大学院進学は研究室選びが最重要といっても過言ではありません。
HPや学会を活用して自分の目的にあった研究室を選ぶようにしてください。

また、志望研究室の絞り込みは研究室見学から雰囲気を感じることや学生の話を聞くことも非常に大事になります。
次に研究室見学について紹介しているので、参考にしていただけると幸いです。

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研究室見学

志望研究室の決定の前に必ず研究室見学をしましょう。
理由として

  1. 研究室の雰囲気をつかむことができる
  2. 実際に今行なっている研究について知ることができる

の二点が挙げられます。

一点目については研究室に伺うと多くの場合、先生の他にその研究室に所属している学生の話を聞くことができ、コアタイムやイベントなどの研究室の雰囲気を知るチャンスとなります!
特に就活を目的としている場合は就活で研究室を休むことが可能なのかどうかの確認も大切だと思います。

二点目については今はやっていない研究がHPに掲載されている可能性があります。
また、設備等の都合上できない研究もあります。
せっかくやりたいことがあるのに、進学した研究室でできなければ無駄骨に終わってしまいます。
加えて、博士進学を考えている人は先生が退官するまでに十分な時間があるかどうかの確認もしておくと良いと思います。

このように研究室見学ではHPなどからでは得ることができない情報を入手することができます。

また、研究室見学をすることで大学院入試にも有利になります。

なぜなら研究室の学生の連絡先を交換することもあり、その学生に過去問の答えや入試の勉強方法を聞くことができるからです。

さらに、あるかどうかは知りませんがコネができる可能性もあります。

自分の所属する研究科では入試の合否の最終決定権は指導教官にあるという噂があります。
冷静に考えて見てください
同じ点数の受験生が二人いた時、顔も名前も知ってて話したこともある人と全く面識のない人のどちらを合格させるでしょうか、、、

実際にコネがあるのかどうかはわかりませんが、作っておいて損はないと思います。

これらのことから研究室見学は必ず行うべきだと思います。
では、研究室見学はどのようにすれば良いのでしょうか

それは研究室の先生に研究室見学の希望の旨を連絡すれば大丈夫です。
連絡先は研究室のHPに大抵掲載されています。

たしかに、他大学の先生と連絡するのは怖いかもしれません。
しかし、余程のことがない限り快く受け入れてくれます。
そのため、希望研究室の絞り込みが終わったら連絡を取り、積極的に見学に伺いましょう!

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終わりに

「大学院入試に合格するためのプロセス 前編」では
おおまかな流れ、志望研究室の絞り込み、研究室見学について紹介しました。

後編では残りの出願、入試対策、入試当日について紹介して行きたいとも思います。

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